(前略) 大阪府豊中市の主婦、高野典子さん(65)は娘が大学進学で上京、自宅が「空の巣」のようで寂しかったころ、腹話術を習い始めた。16年前だ。今は「花丘奈果」の名前で月十回のボランティア出演に応じる忙しさだ。創作した台本は約50本に達する。 「公演では子どもたちの歓声がすごい。何で人形がしゃべるのか不思議で、人形の口に手を入れる子もいる。そんなとき『あなた塩辛いな。人間かあ』なんて人形に言わせる」。昨年は「腹話術入門」と題するホンマで著した。 (後略)