(前略) トーマス・マンと息子クラウス・マンを思考軸とした場合、この半世紀の精神史はどのような相貌を見せるだろうか。新著『アメリカという名のファンタジー』を第一部とし、既刊の『ドイツを追われた人びと』『廃墟をさまよう人びと』(ともに人文書院)うぃそれぞれ第2、第3部として読みとおすことで、そうした時代の素顔の一面をうかがい知ることができる。 (後略)