『千利休より古田織部へ』  


東海志にせの会 「あじくりげ」2006年9月号より
       平成18年(2006年)9月1日

 小誌おなじみのORIBE研究家・久野治さんから表題の著書を寄贈された。1923年岐阜県多治見市生まれの久野さんは、詩や俳句、絵の才能にも恵まれ著書も多数あるがなかでも古田織部の研究には並々ならぬ情熱を傾けてこられた。昨年12月号の小欄に画文集『オリベ焼き100選』(中日新聞)を寄贈されたが、それ以前にオリベ関連の著書として『古田織部の世界』(鳥影社)『古田織部とその周辺』(同)などがある。
 古田織部は時の権力者、徳川家康によって切腹させられ、一家断絶という過酷な制裁を受けた。徳川家が政権を握る間は”おとがめの人物”として抹殺されたため不明な点が多い。そこで正しい織部像を普及しなければならないと、久野さんの研究が始まったのである。織部の台頭から切腹まで、かかわる多くの人物像を排出しながら謎の部分を明らかにしていく。随所に久野さん得意のイラストも挿入。